玉藻公園70周年イベント事業 高松薪能
2025/11/02(日)
開演 18:00 開場 17:00
発売予定
ネット予約可
玉藻公園70周年イベント事業
高 松 薪 能
一 般 販 売 5月3日(土)午前10時より 電話・インターネット・窓口 にて受付
13年の時を超え、幽玄の舞がよみがえる 「高松薪能 」
高松城跡に灯る篝火の煌めき 玉藻公園にて優美で幻想の一夜を
◆開催日時:2025年11月2日 (日) 開演18:00(開場17:00)
◆会場:史跡高松城跡(玉藻公園)桜の馬場 特設能舞台
雨天時 レクザムホール(香川県県民ホール) 大ホール
◆チケット料金:S席8,000円 A席5,000円 B席3,000円 プレミア席14,000円(正面限定)
◆演目:
能「百万」
奈良 西大寺で親と生き別れになった幼子を拾った里人は、この子を連れて京都 嵯峨野の清凉寺(せいりょうじ)の大念仏に参加します。門前の男に声をかけ、何か見せ物は無いかと尋ねると、最近大念仏の場へ現れる「百万」という狂女を呼び出そうと、面白おかしく念仏を唱え始めます。そこへ念仏の唱え方がなっていないと百万が現れ、代わりに念仏を唱えて舞い戯れます。
百万は、わが子と生き別れになった悲しみから心乱れ、再会を祈って念仏を唱えているのだと明かします。そのとき、里人の連れていた幼子は突然「あれはお母さんだ」と気づきます。里人が狂女に尋ねると、夫とは死別、愛する子と生き別れた身の上を語り、わが子との再会を祈って涙にむせびます。
その悲痛な姿に、里人はついに幼子を引きあわせます。念願のわが子との再会に涙する百万。親子は仏法の功徳に感謝し、連れ立って奈良へ帰ります。
生き別れた母子の劇的な再会というテーマも描かれていますが、舞の名手百万の芸能をふんだんに見せる芸尽くしの曲でもあります。百万が登場して念仏を唱えるところから、「車ノ段」「笹ノ段」「イロエ」「クセ」「立廻リ/カケリ/イロエ」へと、謡の聴きどころ、舞の見どころが豊富な作品です。

(写真:撮影 吉越 研)
狂言「因幡堂(いなばどう)」
大酒のみの女房に嫌気のさした男は、女房が里帰りしているすきに、離縁状を送りつけました。男は新たな妻を求めて、五条の因幡堂へ妻乞いの祈願をかけに出かけます。離縁状を突き付けられた女房は烈火のごとく怒り、男を追いかけて因幡堂へ向かいますが、、、。
新しい妻の正体が実は離縁した元の妻と気づかず、正体を明かした妻に詰め寄られる、夫の狼狽する場面が見どころです。
半能「石橋(しゃっきょう)」
中国の清涼山(しょうりょうぜん)[現在の中国山西省]にある石橋付近で、中国・インドの仏跡を巡る旅を続ける寂昭法師(じゃくじょうほうし)は、ひとりの木こりの少年に出会います。そして橋の向こうは文殊菩薩の浄土であり、この橋は狭く長く、深い谷に掛かり、人が容易に渡れるものではないことなどを教えられ、「しばらく待たれよ、目前に奇跡を観ることができるだろう」と告げられます。すると突然、橋の向こうから文殊の使いである白と赤の二頭の偉大な姿の獅子が現われます。香り高く咲き誇る牡丹の花に戯れ壮華麗な獅子舞を舞ったのち、もとの獅子の座、すなわち文殊菩薩の乗り物に戻ります。
豪快な獅子の舞によって、世を寿(ことほ)ぐおめでたい華やかな作品です。

(写真:撮影 前島吉裕)
◆お問い合わせ:県民ホールサービスセンター 087-823-5023
あなぶきエンタテインメント 087-802-5119

