瀬戸内国際芸術祭が当初の予想をはるかに上回る動員数で幕を下ろそうとしています。
当初、この計画が発表された時には、香川・岡山の行政、県民の多くが戸惑い、そして成功を危ぶんだのが正直なところではないでしょうか?
という私もその一人で、計画そのものが美術部門の中で行われたせいか全体像が見えてこず、私たち舞台関係に従事する者たちも、どのようにこの催しに関われば良いのかわかりませんでした。
高松市内のホテルの客室稼働率がかなり上がったなど、もちろんホテル業界だけでなく香川県内の経済効果は大きいものとなったということは事実です。
この成功を3年後まで持続し、次回も成功させるように、早くからより多くの人を巻き込んで、そして、島嶼部だけでなく、その周辺の高松市なども積極的にかかわっていくように今から準備することが必要だと自戒の念も含めて思っています。