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クラシックコンサートでの拍手について

先日、四国新聞の文化担当記者が、クラシックコンサートの楽章間での拍手についての問題提議の記事を書いてくれました。これは館長としての悩みの一つでした。
協奏曲や交響曲は数楽章を一つの曲として作曲されており、小説などでいう起承転結のようなものだと思っております。最近、その楽章の間で観客から拍手が出るコンサートが増えてきているのは事実です。
もちろん、クラシックを鑑賞するための法律とか規則というものはありませんが、かつては楽章の間では拍手はしないというのが決まり事のようなものになっていたのも確かです。それが、最近のコンサートではまるで当たり前のように楽章間で拍手が出るようになってきました。それも、日頃、クラシックコンサートには縁のないようなホールでなく、県民ホールのコンサートでです。もっとも、松山市民会館でも佐渡裕氏のコンサートで楽章間に拍手が出ましたので、これは香川県だけのことでは無いようですが・・・。
では、いつの頃から楽章の間に拍手をしないということになったのでしょう?
いつの頃からかは判りませんが、私が高校生の頃(今から40年ほど前)は拍手はしないものと言われてコンサートに出かけていました。
その当時から、楽章間の拍手の是非論はありましたが、「すべての楽章が1曲」として拍手をしないというのが体勢でした。
中には感動すれば拍手があっても気にならないという一部の指揮者もありましたが、我を忘れて拍手をしてしまうという感動的な演奏はそうあるわけではありません。
このブログにお気づきになり、ご意見をいただければ幸いです。