8月30日(月)、茨城県立大洗高等学校マーチングバンド部「BLUE-HAWKS」のコンサートを実施した。
今回、茨城県立大洗高等学校マーチングバンド「BLUE-HAWKS」公演は、愛媛県西条市丹原文化会館館長の伊藤稔氏の熱い推薦によるものだ。
伊藤館長からは、このバンドの指導者である、有國淨光先生の考え・想い・指導法が素晴らしいと聞いていた。その時にいただいた茨城県広報誌の記事を紹介したい。
~記事より~
練習量の豊富さもまた、大洗高校マーチング部らしさの一つ。平日は4時間、休日は8時間にもおよぶ時間を練習に費やします。それには有國先生の「無事是名馬(ぶじこれめいば)」の考えが深く関わっているのです。「音楽を通して生徒に教えたいのは社会で生きる力です。卒業したら東大に行かなくてもいいし、音楽家としてプロにならなくていいから、社会を動かす人間になって欲しい。そのために必要なのは強い体と精神力。能力は高くなくても、演奏が巧くなくても、いつも休まず練習しろ、と話しています。毎日走る、我慢する、休まない、ニコニコ笑う、大きな声で挨拶や返事ができる。これらがクリアされていれば、少なくとも会社に入って立派に稼ぐことはできますよね」
以下、この記事が載っている茨城県の広報誌サイト、是非ともご覧いただきたい。
http://www.pref.ibaraki.jp/bugai/koho/kenmin/hakase/info/35/index.html
「BLUE-HAWKS」の2018年夏四国遠征は、7/26徳島県池田総合体育館・愛媛県砥部町文化会館、7/27松山市立石井北小学校・徳島県美馬市脇町うだつの町並みパレード・徳島県美馬市地域交流センターミライズ、7/28香川県丸亀市綾歌文化会館アイレックス・香川県三豊市文化会館マリンウェーブ、7/29松山市立北条南中学校・西条市丹原文化会館7/30松山市ゆうりん苑・愛媛県新居浜市民文化センター・香川県県民ホール、4日間10公演のスケジュールであった。
このホールの公演は本ツアーの最後であるにも関わらず、生徒達による力一杯の演奏に深い感銘を覚えた。
また、演奏もさることながら、全ての動きがきびきびしていて気持ちがいい。ホール到着が開場の1時間前、直ぐにステージにマーチング用のポイントを打ちリハーサル。終演後は30分で完全撤収。
彼らは学校を出発するときに個人の携帯・スマホは、学校に置いていかなければいけない。ツアー中の飲食は全てチーム管理の下にて行っているため、個人で飲み物すら購入できない。団体として行動することに重点を置いた指導法と思うが、この時代にこれをやり切るのは凄いことだ。
有國先生の指導方法等について、いいとか悪いとか他の人が批評することはできないと思う。全国から有國先生の指導を受けたいと生徒たちが集まってきている、この事実だけでいろいろなことは十分に説明がつくのではないだろうか。
さて、先日有國先生からお礼のメールを頂戴した。
猛暑が続きますがお元気ですか。7月30日のレクザム演奏会では大変お世話になりました。部員にとってはツアーの最後を素晴らしいホールで迎えられたことが一番の思い出となったようです。31日に帰水し, 8月7日~9日の高校総合文化祭(パレード・松本市, 発表・長野市)も無事終了しました。全員元気です。八月は休み無しで練習します。またお会いできる日を楽しみにしています。スタッフの皆様方によろしくお伝え下さい。大洗高校 有國
8月中の休みは無いようだ、「BLUE-HAWKS」の暑い夏はまだまだ続く。